「AIで業務を効率化したいけど、プログラミングは専門外だし…」
こんな風に、どこか他人事のように感じていませんか?
ほんの数ヶ月前の私も、まったく同じ気持ちでした。
しかし、ある発想の転換で、世界が180度変わったんです。
それは「自分がプログラミングを学ぶ」のではなく「AIにプログラミングをさせる(抽出する)」という考え方でした。
これは単なる夢物語ではありません。
実際に、AIによるプログラミングは日本のビジネスシーンを根底から変える、巨大な波となっています。
ある調査では、国内企業の約2割がすでに「コードを生成するAI」を導入、または導入準備中というデータもあるほどです。

(出典: JUAS 企業IT動向調査2025)
この記事では、コードなんて一行も書けなかったこの私が、AIを使って業務で使えるツールを本当に作り上げてしまった体験談を交えながら、「初心者でもAIプログラミングを使いこなす」ための具体的な方法を、世界一わかりやすく解説します。
そもそも「AI」自体がよく分からない…という方は、まずはこちらの記事で基本の「キ」を押さえておくと、今日の話がよりスムーズに理解できますよ。
【驚愕】AIがプログラミングを“抽出”するって、一体どういうこと?
もはや人間が書く時代じゃない?「コード生成AI」という革命
「プログラミング」と聞くと、多くの人が黒い画面に謎の英数字をひたすら打ち込む、専門家の姿を想像しますよね。
でも、その常識はもう古いのかもしれません。
今は、AIに「こんなことしたいんだけど」と、私たちが普段使っている日本語でお願いするだけでOKなんです。
まるで超優秀な秘書のように、AIが私たちの意図を汲み取って、最適なプログラミングコードを魔法のように”抽出”してくれます。
【不動産で例える】AIプログラミングの仕組みが分かる話
この不思議な関係性を、身近な「家づくり」で例えてみましょう。
あなたは「施主」で、AIは「超一流の建築家」です。
施主のあなたが「日当たりの良いリビングで、子供と遊べる庭が欲しいな」と夢を語るだけで、建築家(AI)がその夢を叶えるための最適な設計図(プログラミングコード)をサッと描いてくれる。
そんなイメージなんです。
ちなみに、よく聞く専門用語も「家づくり」に置き換えると、スッと腹落ちしますよ。
- 実行環境:家を建てるための「土地」のこと。
- ライブラリ:便利な「オプション設備」(食洗機や床暖房など)のこと。
どうでしょう?
なんだか自分にもできそうな気がしてきませんか?
初心者の私ができた!AIプログラミング“抽出”の感動体験3ステップ
「理屈は分かったけど、本当にそんな簡単なの?」と思いますよね。
ここからは、私が実際に体験した感動の3ステップをご紹介します。
STEP1: 「どんな家が欲しいか」を日本語で伝える
何はともあれ、まずはゴール設定からです。
「毎月の請求書作成を自動化したいな」
「顧客リストから、今月誕生日を迎える人だけ抜き出したいな」
こんな風に、AIに何をさせたいのかを、まずは日本語で具体的にします。
ここが、家づくりのコンセプトを決める、一番ワクワクする部分です。
STEP2: AIという建築家に”設計”をお願いする(実例プロンプト付き)
次に、ChatGPTのようなAIツールに、具体的な指示(プロンプト)を出します。
これが「設計依頼」にあたる部分ですね。
難しく考える必要はまったくありません。
【コピペOK】魔法の呪文(プロンプト)例:
あなたは優秀なプロのプログラマーです。以下の処理を行うPythonコードを作成してください。
# 目的:フォルダ内にある複数のExcelファイルの売上データを、一つのファイルにまとめる
たったこれだけです。
「あなたはプロです」と役割を与えるのが、性能を引き出すちょっとしたコツなんですよ。
STEP3: “モデルルーム”で設計図(コード)を試してみる
AIが作ってくれたコード(設計図)を、無料で使える「実行環境」(モデルルームのようなもの)に貼り付けて、実際に動かしてみます。
初心者の方には、Googleアカウントさえあればすぐに使える「Google Colaboratory」がおすすめです。
もしエラーが出ても、まったく焦る必要はありません。
そのエラー文をもう一度AIにコピーして「このエラーは何?」と聞けば、建築家がすぐさま修正案を出してくれます。
この繰り返しで、本当にツールが完成してしまうんです。
正直な話…AIプログラミングの「得意なこと」と「ちょっと苦手なこと」
こんな夢のような話ばかりだと、逆に不安になりますよね。
もちろん、AIにも「得意なこと」と「苦手なこと」があります。
実際に、国内の大手企業では驚くような結果も出ています。
例えば、NTTデータではAIの活用で平均16%の生産性向上が確認され(出典: ZDNet Japan)、日立製作所に至っては、独自の仕組みと組み合わせることでコードの生成率が99%に達したという事例まで報告されているんです。(出典: Microsoft Customer Stories)
単純作業の自動化やデータ分析は、もはやAIの独壇場
Excelでの面倒な集計、定型レポートの作成、大量データからの傾向分析…。
このような、いわゆる「単純作業」や「データ整理」は、AIが最も得意とするところです。
「先月、手作業で3時間もかかったあの作業は一体…」と、良い意味で愕然とすること間違いなしです。
失敗しないための注意点:AIは”万能の神”ではない
ただし、AIは超一流の建築家ですが、万能の神ではありません。
非常に複雑で大規模なシステム開発や、世の中にない全く新しい概念の創造は、まだ人間の方が得意です。
一番大切なのは、AIに「丸投げ」するのではなく、「施主として一緒に作り上げる」という視点。
AIが出してきた答えを鵜呑みにせず、最終的なチェックは必ずあなた自身が行う。
この一手間が、AI活用の成功と失敗を分けるポイントになります。
「やらないと損」だと私が断言する、たった1つの理由
社長がコードを“読める”と、会社は劇的に強くなる
別に、自分でコードを一行も書けなくていいんです。
AIが書いたコードを何となく「あ、ここでExcelファイルを読み込んでいるんだな」と読めるようになる。
ただそれだけで、ITベンダーや外注先との会話の解像度が劇的に上がります。
「この機能を追加するのに、本当にそんなに時間がかかりますか?」
今までは感覚でしか言えなかったことが、少しの根拠を持って質問できるようになる。
これだけで、無駄なコストや時間を大きく削減できる可能性だってあるんです。
「これ、AIでできない?」が会社の合言葉になる
そして何より、一度この「AIで業務が楽になる」という感動を味わうと、あらゆる業務に対して「これ、AIで自動化できないかな?」という新しい視点が生まれます。
その視点こそが、あなたの会社を次のステージへ押し上げる、最も強力なエンジンになる。
私はそう確信しています。
まとめ:AIでプログラミングを“抽出”し、あなたの会社を次のステージへ
この記事でお伝えしたかったのは、「プログラミングは、もはや専門家だけのものではない」という、新しい時代の常識です。
そして、これからは「学ぶ」のではなく、賢く「使いこなす」時代が来たということ。
「プログラミングは難しくて、自分には関係ない」
その分厚い心の壁は、今日この瞬間に、ぜひ取り壊してしまってください。
まずは、週末に「不動産のチラシ」を眺めるくらいの気軽さで、AIにこう話しかけてみませんか?
「うちの会社、もっと楽になるかな?」と。
その先に、あなたのビジネスを飛躍させる大きな可能性が眠っています。
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